Interview 01

株式会社 安藤・間

写真記録が即座に見える化!進捗共有で現場効率が大幅アップ 写真記録が即座に見える化!進捗共有で現場効率が大幅アップ

株式会社 安藤・間 大阪支店 建築部 塩川椋麻さん(左)森浩平さん(中) 田中良幸さん(現場所長・右)

「Be a Change Builder.」をタグラインに掲げ、常に新しい価値を創造するための挑戦を続けられている、株式会社 安藤・間様。配筋検査システム協議会21社の一員として、CONSAITを共に推進していただいています。2024年4月のCONSAITリリース時、全国で初めてCONSAITを導入いただいた現場の 田中良幸所長、森浩平さん、塩川椋麻さん(いずれも大阪支店 建築部のご所属)に、CONSAITを導入した効果についてお話を伺いました。

現場の課題

―この度はCONSAITをご利用いただき、誠にありがとうございました。お使い頂いて、良かった点もあれば、改善が必要と感じられた点もあるかと思います。ぜひ忌憚のないお話をお聞かせ下さい。

 まず、従来の配筋検査や写真記録作業において、どのような課題がありましたか?

田中所長

写真撮影や保管は、若手所員が担当する業務の一つになっています。ですが、若手はまだ知識が少なかったり、作業スピードが遅いこともあり、撮影の取りこぼしや、うまく撮影できていなかったり、勘違いが起きることがあります。

また、配筋検査や写真撮影は重労働です。道具をたくさん持ちこんだり、また図面を読み取るのもまだ苦手なので、現場に行った時に道具や資料が足りないことに気づいて、無駄な時間を費やしてしまうことがあります。

―配筋検査や写真撮影といった業務は、どの現場でも若手の方が担当することが多いのでしょうか

田中所長

そうですね。現場で配筋を組み立てていく過程を見守るのは、打ち合わせを重ねてきた担当者が行いますが、完成形の撮影や、写真を整理する作業は若手が担当することが多いです。現場で写真を撮り、それをパソコンに取り込んで、写真台帳を作成する。この一連の業務は、スキルのある人がやっても時間がかかるものです。

田中所長

デジタルカメラ導入で見えてきた新たな課題

―これまでも写真を管理するアプリなどは使われていたのでしょうか

田中所長

工事写真のカメラアプリや、写真整理ソフトなどを使用してきました。昔はフィルムカメラを使っていた時代もありましたから、ずいぶん良くなりましたね。

―フィルムカメラの時代に比べると、かなり効率化が進んだのではないですか?

田中所長

そうですね。昔はフィルムを写真屋さんに出して、夕方には現像された写真が届きました。それを分別し、使えるものを選ぶ作業が必要でした。使えない写真が多いと現像代がかさみ、上司から叱られることもありましたね(笑)

-カメラがデジタルになって、それだけでも大きな変化ですね。

田中所長

はい、デジタルだとその場で撮り直しもできますから、作業がずいぶん楽になりました。ただ、その分データ量が膨大になってしまい、今度は写真を整理するという手間が増えました。現在は集合住宅では全戸の記録写真を求められたり、毎日の報告用など、実に多くの写真が必要です。情報の保存が容易になった分、写真整理が一つの仕事になってしまいました。

―デジタル化によって効率化が進んだ一方で、また新たな手間が生まれたのですね。

田中所長

そうです。デジタル化当初はExcelに写真を貼り付けていましたが、それでは追いつかなくなり、写真整理ソフトの必要性が出てきました。日々写真が溜まっていくので、毎日整理しておかないと、1ヶ月後には何千枚ものデータを処理することになってしまいます。

CONSAIT導入のきっかけ― 業務効率と若手の成長期待

―そのような現場の課題があり、CONSAITの導入を決めていただいたのですね。

田中所長

こういった作業を効率化すれば、負担も減り、業務全体の効率も上がるだろうと常に考えていました。どの現場でも同じような課題を抱えていると思いますね。改善が必要だと感じていたところ、本社からCONSAITを導入する提案があり「これなら何とかなるかもしれない」と思って、試してみることにしました。今回、配筋検査や写真記録作業を当時新入社員の女性に任せる予定でしたので、ちょうどよいタイミングと思い導入を決めました。

―配筋検査や写真整理は、若手所員の経験として必要な業務なのですね。

田中所長

そうですね。若手に担当してもらわないと困る業務です。写真を撮る際には、作業がちゃんとできているかどうかを確認しないといけません。どこに何を作らないといけないのかをしっかり把握してから写真を撮る。これが基礎になります。昔から「いい勉強になる」と言われている作業ですね。
今の時代は「コスパ」や「タイパ(時間対効果)」を意識することも多く、時間が費やされることに対して、あまりポジティブに捉えない場合もあります。でも、教育の一環として、こういった作業にしっかり時間をかけてもらう必要があると思っています。

Pro配筋検査(アプリ)から使うことで、導入がスムーズに

―CONSAITの導入時に操作の抵抗感などはありましたか?

田中所長

最初は新しいシステムに対する不安もありましたが、思ったほど抵抗なく操作できましたね。特に大きな問題は感じませんでした。

森さん

最初にCONSAITのPro配筋検査アプリだけを使い、その後にEye(AIカメラ)を導入しました。最初からEye(AIカメラ)を使うと戸惑う部分もあったかもしれませんが、アプリで作業を練習してからEye(AIカメラ)を使い始めたので、スムーズに進められました。

―先にPro配筋検査(アプリ)を使用して、その流れでEye(AIカメラ)を使う方が、使いやすかったということですね。

森さん

アプリでCONSAITの配筋検査の流れを把握していたので、Eye(AIカメラ)への移行もスムーズでした。地中梁は目視検査を行いアプリで記録しましたが、カメラ検査が可能な柱や梁は、目視がCONSAITのカメラに変わっただけなので、使いやすかったです。

森さん

進捗状況の見える化で効率化

―CONSAIT Pro配筋検査のアプリとEye(AIカメラ)を使ってみて、何か大きく変わったことや、新しい成果がありましたか?

森さん

これまでは写真を撮っても、それがうまく撮れているかどうかは、紙で出力するまでわかりませんでした。でも、CONSAITなら進捗状況がシステム上で見える化されるんです。それが新しい点でした。見える化されることで、現場での効率がかなり向上しました。

田中所長

この「見える化」が一番良かった点ですね。撮った本人も含め、みんながその進捗を確認できるんです。CONSAITを使えば、その日の午前中に撮った写真がすぐに確認でき、午後には「この写真はもう少しこうした方がいい」といった会話ができるようになりました。

―進捗状況の見える化が、効率化につながったということですね。

田中所長

進捗状況が共有できることによって、効率は間違いなく上がっていると思います。手間はかかりますが、配筋検査や写真整理は現場で必要不可欠な業務です。楽しい作業ではないかもしれませんが、やはり若手には重要な学びの機会になります。CONSAITなどのシステムを使って、やりがいを持ってくれるのが一番良いと思います。

CONSAIT Eye(AIカメラ)を操作する入社2年目の吉原さん(右) CONSAIT Eye(AIカメラ)を操作する入社2年目の吉原さん(右)

現場作業時間が短縮し、大幅に楽に

―CONSAITによって、現場での作業時間は短縮できましたか。

塩川さん

撮影作業に入るまでの時間がかなり短縮されましたね。以前は、マグネットをつけて、スケールを当てて…といった手間がありましたが、CONSAITではスケールを当てるだけでよくなりました。従来のアプリでは、図を手書きで描いたり、黒板を作ったりという手間もありましたので、それに比べると、CONSAITは断然楽になりました。

―事前登録さえしっかりしておけば、現場では作業がかなりスムーズに進むということですね。

塩川さん

そうですね。以前は図面を焼いてラミネートして黒板に貼り付けていたこともありました。CONSAITによって大幅に楽になりました。

塩川さん

進化するCONSAIT― お客様の声を活かした継続的な改善

—「Pro配筋検査(アプリ)」「Eye(AIカメラ)」に関して、さらに効率化を進めるために、改善が必要だと感じる点はありますか?

田中所長

Eye(AIカメラ)の撮影は現状で問題ないと思います。写真整理の自由度をもっと高めることが出来れば、さらに効率的になると思います。Excelで出す前にプレビューで写真を整理できるとよいですね。最終的に整理された台帳が完成品ですから、その整理作業までが重要です。

※2025年3月18日より機能改善しております。

森さん

Eye(AIカメラ)の精度とスピードがさらに高まるといいですね。撮影時間や、鉄筋の太さを測る精度がもう少し上がれば、効率化がさらに進むと思います。

―有難うございます。写真整理や撮影時間に関する改善点も、早急に取り組みたいと思います。近い将来これらの改善を実現できるよう、尽力いたします。

新しい機能として、電子スケールを使ったワンショットでの写真撮影機能が導入されます。この機能により、スタッフや十字ロッドを使わずに正確な記録写真を撮影できるようになります。

※2024年12月20日より、CONSAIT Eyeに「ARスケール機能」として標準装備しております。

田中所長

期待しています。

―CONSAITは他の現場の方にも勧められましたか?

田中所長

社内で勧めています。配筋検査の進捗管理や検査項目がしっかり入っていて、若い社員がチェックを入れて確認できる仕組みが整っている。情報共有が非常にしやすい。そういう点を勧めました。社内では「こういうシステムがあるんだ」ということで、非常に興味を持ってもらえました。

―ご紹介いただき有難うございます。早く他の現場の皆さまにもお使いいただき、CONSAITの良さを知っていただけましたら嬉しいです。

今回のインタビューを通じて、CONSAITの導入が建設現場での配筋検査や写真整理作業の効率化に大きく貢献し、進捗状況が見える化されたことで、現場の作業が大幅に改善されたことを深く理解することができました。

一方で、若手社員が現場作業を通じて学ぶ時間も大切にされ、業務効率化と教育のバランスが保たれている点にも感銘を受けました。効率化を進めながら、若手所員に向けられた温かい視点が非常に印象的でした。

ご協力いただいた、株式会社 安藤・間の皆さまに心より感謝申し上げます。
今後も引き続き、CONSAITの進化にご期待ください!

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